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GOLDEN 2012
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 DVとVHSのコンパチデッキをレポートします。 取引先の某官公施設が廃棄するとのことで貰ってきましたが、VHSのトラッキングがどうしても合わないとの事でした。
 
WV-DRシリーズは、9、7、5と三機種あり、当該個体はS-VHSテープが簡易再生しか出来ない最廉価機種の様です。
DVテープは標準DVとminiDVの2種類に対応していますが、既に自社規格であるβマックス、Hi-8、DIGITAL8の全てを見捨てています。(笑)
 
BS、CS、地上波の全がアナログとなっていますが、ビデオ撮影したminiDVをHDDやDVDにダビングするために再生さえ出来れば良い私にとっては、チューナーの種類は無関係となります。
 
VHSのトラッキングは位相調整により即座に解決。
問題はDVの方で、相当に手強い相手となりました。
 
DVの動作は相当に複雑で、挿入する際には
1.イジェクトボタンを押すと挿入口のドアが開く。
2.テープを差し入れると自動で吸い込まれる。
3.吸い込んでいる途中でカセットの蓋を開き、同時にminiDVのリール幅に合わせてリール軸が移動する。
4.リール軸に嵌る様に下降すると挿入口のドアが閉じ、同時にテープを引き出してヘッドに押しつける。
 
イジェクトの際は
1.イジェクトボタンを押すとリールにテープを巻き取りながらカセットに納める。
2.上昇しながらリールを標準DVの位置まで戻す。
3.挿入口に向かい吸い込みを開始した位置まで移動する。同時に挿入口のドアを開く。
4.吸い込みを開始した位置まで移動が完了すると、送りレバーが回転して取り出しやすい位置まで押し出す。
5.テープを取り出すと挿入口のドアが閉じる。

つまりVHSに比べると、ドア開閉、リール幅調整、送りレバーの回転の3動作が増えており、これら全てをリレーとモーターで行っています。 各動作ともに相当減速している様で、一時減速にはウォームギアを使用していますが、モーターが回転しないと手で動かす事は不可能となります。
故障の原因は明らかにモーターのトルク不足。この減速比を過信しすぎた結果だと考えられます。
 
ジャンクウォークマンのモーターを移植しようにもスペースが足りず、仕方なくモーターへのシリコンオイル噴射と各ギアやレール部へのシリコングリース塗布で凌ぎました。
電気的補修は、スイッチ及び各コネクターへの接点復活剤スプレーとハンダ浮き部分の再ハンダという素人レベルに留めました。
   


とりあえず分解。メカ部はアッセンブリーになっており、モーターに行き着くまでには順次バラさなければなりません。スイッチング基盤も分解してスイッチに接点復活剤をスプレー。



DVのモーター線はFL表示基盤に繋がっています。外部入力基盤とFL表示基盤は何と各々1本のビスで固定されているだけでした。

 

VHS、DV共に正常動作する様になりました。白い爪着きのパーツが回転し、吸い込み位置まで送られたテープを押し出しますが、当初はこのパーツも回転しませんでした。
FL表示も正常に表示するようになり、復活を確認。


 

癌とも言えるDV部のドア。挿入の際に電動で開閉、取り出しの際にも開閉するという仕事量の多さの割には信頼性の低い部位です。
挿入の際に電動で開閉、取り出しの際にも開閉するという仕事量の多さの割には信頼性の低い部位です。



全面パネルを閉じても基本操作はできます。すっきりしたデザインで、タイマーさえ作動しなければ好感が持てるんですが…。
全面パネルを開くとテープ挿入口が現れます。パネル裏が操作部になっており、ダビング操作やジョグダイヤルによるコマ送りやスロー再生が出来ますが、両側の樹脂製ヒンジのみで支えられている為に全体がブヨブヨとしたタッチです。ヒンジ部分からポッキリと折れてしまう事が懸念されます。

とりあえず完動品にはなりましたが、根本的な解決に至っていない為、イジェクトボタンを押してからテープが出て来るまでは手でアシストすべく挿入口付近から離れられない状態です。



 

by.BOW
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 ソニーのCDウォークマンがソニータイマーの発動によりタイムアウト。
症状は液晶のドット抜けとスピンドルという、電気的故障と物理的故障のダブルパンチです。
 
スピンドルはスチールボールによってCDを固定する仕組みになっていますが、CDの脱着を繰り返すことによって次第に沈み込んでしまい、終いにはケースに抵触して回転不能となります。
モーター軸が段着きになっているか、スピンドルが貫通式でなければこの様なトラブルは防げると思うのですが…。こうなっては軸穴が大きくなってしまい、CDを取り付けると奥まで落ち込んでしまい、外すとスピンドルごと外れるようになってしまいます。 更に厄介なのはボールの固定方法で、スプリングのテンションが掛かりっぱなしのボールはポリの突起のみによって押さえられている為、次第にテンションに耐えられなくなってスプリング毎飛び出してしまう事です。
  


廉価版CDウォークマンです。ソニーブランドですが、当然のごとくmade in chinaです。  近所の電気店にて6900円で購入。




軸穴がバカになって、簡単に抜けるようになってしまったスピンドル。 突起のリード(ベロ)がボールを支えられなくなり、スプリングごと勢いよく飛び出てしまってました。スプリング1個は行方不明。


 

部品取りの上位機種。 こちらはマレーシア製。
液晶パンク+電池カバー欠品の完全ジャンク品で、ネットオークション1円即決。送料は390円也。


 

移植が完了しました。
軸穴が小さめで装着に手こずりました。 爪は樹脂製ですが手が込んでおり、飛び出してしまう可能性は低いいと思われます。

恐るべしソ●ータイマー。
使用する時間と回数の、どちらか早いほうがタイムアウトになる仕組みの様です。(笑)





by.BOW
 カセットテープを整理していたら妙なグッズが出てきました。
購入時期は少なくとも10年以上前だと思いますが、かなり怪しい代物です。
 


左右のバランスチェックが収録されていますが、メイン機能はホワイトノイズを流してアンプやスピーカーのクリーニングをする、というテープです。
 
怪しいと疑わざるを得ないのは、「20~20KHzの信号を流します」のアナウンスの後にホワイトノイズが流れるのですが、ノーマルポジションで使用する様に指示されている事。 かの有名なナカミチのドラゴンシリーズですらノーマルポジションで20KHzまで再生する能力は無かったと記憶しており、4トラック4.75cm/sのカセット規格では20KHzまでの再生能力を持つデッキは存在しないと考えるのが普通。
第一、テープを見る限りでは酸化鉄丸出しの真っ茶色をしており、それ程高域まで収録出来ているのか否かが疑問です。
 


試しにTEACのf500MkⅡ及びAKAIのGX-F60Rで再生してみましたが、或る周波数を超えた時点でVU及びピークメーターはピクリとも動きませんでした。
更にAKAIのオープンリールデッキにダビングしてみましたが、やはり或る周波数を超えるとメーターは微動だにしません。(但しテープヒスの分だけは針が振れます)
 
外観面もでも怪しさ満点で、カセットハーフの精度が著しく悪いのも特徴です。隙間やバリは当たり前で、全体的に反った形状に。
発売元は日本になっているとは言え、(恐らく中華製だと思われますが) 怪しさ満点のグッズです。

 





by.BOW
 鉄腕ダッシュの「荒俣小道具店」で紹介されていた自動ゆで卵器が当家にもありました。 
三十年程前にお見舞い返しで頂いたもので、未使用のまま納戸に眠っていた個体です。 

数量分の水を入れ、生卵を載せて蓋をすれば、後はスイッチを入れるだけでゆで卵ができあがるという家電品です。
単純なタイマー制御だと思われますが、自動でスイッチが切れる構造の様です。



較的後期の製品らしく、外観は樹脂製になっています。取り説等、当時の付属品は揃っています。


蓋を開けると穴が空いた板が敷かれているだけです。その穴に卵を並べます。
使用後は掃除がめんどくさそうですが、一度でも使用していたらこの様な綺麗な状態は保てて居なかったと思われます。



by.BOW

 オーディオブームの最中に家電メーカーからシステムコンポなるオーディオが発売されたが、カタログに紹介されていた。
組み合わせにはラックやカセットデッキが組み合わせ価格に含まれていないのが普通だった。
これは余分なコンポーネントを買わせる為のメーカーの常套手段だった。

最低限ラックだけは欲しいとオプション欄を見ると、カセットデッキやオーディオタイマーなどのコンポーネントが列記されていたが、マイクロフォン等のパーツが便乗掲載されていた。  便乗パーツの代表選手と思われるのがマイクロフォンミキサーだったが、その上手を行くのが今回紹介するコンポーネントテレビジョンである。

ミキサーでマイクとアンプを繋ぎ、レコードに合わせて歌うシーンも考えられないが、小型のモノクロ画面を見ながら音声をステレオのスピーカーから聴く必要性はそれ以上に考えられないのである。

上級機にはオシロスコープ擬きの波形が画面上に表示される機能も付随したが、案の定短期間で姿を消してしまった。
 


UHF,VHF共にロータリー式の懐かしいチャンネル。フロントパネルは対応するコンポのシリーズに合わせた意匠になっている。
音量はアンプ側で行う為、電源スイッチ以外はブライトとコントラストつまみだけというシンプルな構成。
ピクチャースイッチは自動コントラスト機能だが、信頼性はイマイチだった。
 

UHF及びVHFのアンテナ線が異様に目立つ背面。垂直及び水平同期のつまみは背面にある。
音声はモノラルの為、ピンジャックは1個のみ。 アンプのRまたはLのどちらかに接続するが、アンプにチャンネル合成切り替えが無い場合は片側からしか音声が出なかった。
後にアンプ側のみが二つに分かれたピンコードが発売されたが、これも短命に終わった。

 
 

by.BOW

 近所にある老舗の電気屋さんの倉庫に眠っていたVHSデッキ。
ずっと昔に店にて展示していたもので、モデルチェンジの際に倉庫に移してそのままになっていた個体です。
本体とリモコンしか無いとの事で、タダで戴きました。
 


テープは上部より出し入れする懐かしいタイプです。他の機器を上に載せる事が出来ませんが、
ローディングエラーやイジェクト不能といったトラブルはフロントローディングのタイプより遙かに少なかったと思います。
 


フロントローディングになる以前のモデルですが、何とベルト切れもなく完動品。
 例によってRF出力のみですので、アナログテレビのVHSアンテナターミナルに接続し、チャンネルを2chにすれば観る事が出来ます。
 


チューナーはPLLではなくバリコン式。一局毎に合わせて合計12局プリセットしなければなりませんでした。
 


電池不要のワイヤードリモコン。(笑) 早送り再生と巻き戻し再生、一時停止の3動作しか出来ず、予め本体で再生しておかないとリモコンは機能しないという中途半端な装備。
正に「リモコン装備」の文字をカタログに記載する為だけと思われる。
ケーブルの長さは5m程で、ワイヤレスの様に受光部への角度を気にしなくて済むメリットがある事は間違いない。


また、タイマー予約時には時刻しかセットできませんから、24時間以上先の予約や予約セット前に選択したチャンネル以外は
録画不可能と言う事になります。一泊二日より長い旅行や出張、異なったチャンネルを予約したい場合は完全にアウトです。
 



by.BOW
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